入社の動機
工場全体の電気機器に幅広く関われるところにやりがいを感じました。
高専で卒業生の就職先の一覧を見て就職先を検討していた際に、愛媛製紙の名前を見つけました。その時はどんな企業なのか知らなかったので、とりあえず見に行ってみようと思い、工場見学に行きました。その時の対応が丁寧で、その社員さんが自分と同じ高専の出身だったこともあり、この会社で勉強してきたことをどんな風に生かせるのか、どういう仕事をするのかを具体的にイメージすることができました。
周りにも大きな製紙会社はありますが、規模の大きな会社では一人のスタッフが担当する範囲は限られたものになるかもしれないと思いました。愛媛製紙では、抄紙機などの機械設備やボイラーなどの発電設備など、工場全体の電気機器に幅広く触れられると知り、自分は限られた範囲で仕事するよりも、いろいろな電気機器に広く関われる方がやりがいが感じられると思ったので、この会社を選びました。
仕事への思い
安全を意識してエネルギーの安定供給に努めています。
自家発電所の運用や、各電気設備の点検・修理、抄紙機のトラブル対応などを行い、機械設備を運転するための電気エネルギー、紙を乾燥させるための熱エネルギーなどを安定して供給することが主な職務です。仕事を始めた当初は戸惑うことが多かったですが、先輩や上司の丁寧な指導により、徐々に様々な仕事を任せてもらえるようになりました。電気は目に見えないものなので、常に安全を意識し、自分の命はもちろん、職場のみんなの命も預かっているんだという気持ちで業務に臨んでいます。
機械の修理やトラブルに対応した後に、現場の方から「よくできている」「やってもらってよかった」と言ってもらえるとうれしいです。何か起こった時に対応するのはもちろん、より効率よく、トラブルのないよう、機器の更新を計画するのも大事な仕事になります。入社して10年経ちますが、入社前にイメージしていたような仕事が実際にできています。日々、新しいことにチャレンジできる職場です。
今後の目標
確かな技術で設備更新に携わり、脱炭素社会実現に貢献したいです。
先輩方がこれまで残してくれた資料を見たり、現場の方と知識を共有したりして技術を身に付け、普段の作業で実践して周りの方に認めてもらえた時に、「自分も成長したな」と実感できています。先輩や上司がいつも気にかけてくださり、成長を後押ししてもらえる環境のある会社だと思っています。後輩ができたら、自分がしてもらったように丁寧に指導していきたいです。
また、愛媛製紙では新たに、建築廃材やRPF(古紙や廃プラスチックを固めたもの)、廃タイヤなどを燃料に使用するバイオマス発電設備を設けて、省エネルギーやCO2排出削減に取り組んでいますが、もう一基の石炭火力の発電設備が更新期を迎えた際には、私も確かな技術を持ってその設備更新に携わり、さらなる脱炭素社会の実現に向けた取り組みに貢献していきたいです。プライベートでは、結婚して子どもが2人いるので、そろそろマイホームを建てたいと考えています。